Monday 8 July 2013

希望の車いす、今度はヤンギイォルに!

今回初めて、タシケント州ヤンギイォル地区に、希望の車いすを届けてきました。





今回寄贈を受けた少年は
脊髄性筋委縮症という遺伝性の病気で
兄弟とも車いすを使っています。


お祖母さんと


政府からもらった車いすは2年も経たないうちに壊れてしまいました。

前輪キャスターが弱点


お兄さんは脊柱の側彎が大きいため
車いすにまっすぐ座ることができず
ボロボロのドイツ製の大きな車いすに
横たわるように座っています。


コンピューターの勉強がしたい!


彼の身体に合った車いすがウズベキスタンでも作れる日が
一日も早く来ることをと願ってやみません。



【希望の車いすへの寄贈レポートより】

ジャホンギルくんは、11歳。
脊髄性筋委縮症と診断され
2009年に社会福祉局から初めて車いすをもらいました。

しかし、2年も経たないうちに前輪が壊れてしまい
お祖父さんが応急手当をしましたが
舗装の悪い田舎道では、まともに走行することもできませんでした。

新しい車いすは5年に1度しかもらえないので
困り果てた家族が社会保障局に懇願し
希望の車いすが届けられることになりました。

ジャホンギルくんは、学校へ行くことは困難なため
週2回在宅教育を受けています。
算数が一番好きな科目だそうです。
家にいるときは、テレビでアニメ番組を見るのが好きだといいます。

希望の車いすに座ったジャホンギルくんの表情が
ぱぁっと明るくなりました。
新しい車いすでどこへ行ってみたいか聞いてみたところ
「外へ出て、学校の友達と遊びたい」と瞳を輝かせていました。
年下のいとこが、早速ジャホンギルくんの車いすを押して
家の前の道路へと連れ出していました。

ジャホンギルくんのお兄さんのジャスルさんも
同じ脊髄性筋委縮症を患っていますが
使っている車いすはガタガタになってしまった上
全く身体に合っていません。

一人一人の身体に合った車いすが作れるような
車いす製作技術の向上が望まれます。

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