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Wednesday, 5 March 2014

ウルゲンチ市DET

2月28日、ウズベキスタン障害者協会ホラズム州支部でムハバットさんがDETをしました。トレーニングはホラズム州の州都ウルゲンチ市にあるリハビリセンターで行われました。

DETを実施する前日、大野さんがウルゲンチ市にある96番寄宿学校(ろう者特別支援学校)に行き、盲ろう者調査票を使って視力の問題があるろう者の学生から聞き取りを行いました。事前の電話では、学長は視力が悪い学生は3-4人です、と言っていましたが、実際には視力が悪い学生の数はとても多かったです。

On February 28, Muhabbat conducted DET training at the Uzbek Society of Disabled People Khorezm regional branch. The training was held at the rehabilitation center in Urgench city, Khorezm region.

The day before conducting DET, Ohno san went to special boarding school for deaf children #96 in Urgench city; using the questionnaire on Deafblind people interviewed the students who were facing eyesight problems. Although over the phone the director of the school told me that there were only 3 or 4 students with bad eyesight; in fact, the number of students having visual problems was really big.

96番寄宿学校(ろう者特別支援学校)における聞き取り調査
During the interview at #96 special boarding school for deaf children

大野さんは13人の子供から聞き取りをしました、その子供の中には、生まれつき全く聞こえず、それに加えて日一日と目が見えづらくなくなっている子供がたくさんいました。彼らは学校で勉強しているとき、色んな問題に直面しています。例えば、先生が黒板に書いたことを見るのが難しくなっていったり、手話が遠くからだと見えなくなったり、暗くなったときに一人で歩けなくなったりします。

Ohno san interviewed around 13 children, most of them were totally deaf by birth with their eyesight getting worse day by day.They were facing various problems while they study at school; for example, it was getting difficult for them to see what was written on the blackboard, to see the sign-language from the distance, to walk alone when it gets dark, and etc.

ウズベキスタン障害者協会ホラズム州支部の会長サイダさんが、開会の挨拶で私たちを参加者に紹介しました。
The chairperson of the Uzbek Society of Disabled People Khorezm regional branch Ms. Saida Kurbanova did a welcome speech and introduced us to the participants.
いつもどおり、最初の演習:「書いてください!障害とは何ですか?」
答えをおおざっぱにまとめると、「障害は良くないことです」。
As always the first exercise was "Please write! What is Disability?" Generally speaking, the answers were "Disability is not good".
今回も、主ファシリテーターは1人だけ(ムハバットさん)。参加者の中で一番若いフォティマさんに、「障害は何ですか」について色々聞いています。
This time again the main facilitator was alone (Mukhabbat); she is asking the question of "What is Disability?" from the youngest participant - Fotima.
ムハバットさんがファシリテーションしています。
Mukhabbat is facilitating.
DETのプレゼンテーション。画面には、「障害は何ですか?」「問題はどこですか?」
During DET presentation. On the screen: "What is Disability?" "Where is the problem?"
グループワーク:ホラズム州の障害者を支援するための行動計画を作りましょう!
Let's make an action plan to support Disabled people in Khorezm region!
エナジャイザーが足りなかったため、疲れてしまった人もいました。
Because of the lack of energizers, some of the participants got tired. 
行動計画のグループ発表 
Group presentation of the action plan 
サイダさんにDETマニュアルを寄贈しました。
Ms. Saida Kurbanova received DET manuals.
JICAからの感謝状も。
And also the certificate of appreciation from JICA.

ウルゲンチ空港から市内へ向かう途中の新しい建物郡の全てに、とてもアクセシブルなスロープが設置されていて、びっくりしました。ウルゲンチ市の障害者が強いからかな、と思ったら、実は、ホレズム州障害者協会の力でした。ウズベキスタン障害者社会保障法によると、新しい建物を建てる時には、必ずスロープを作らなければなりません。サイダさんが、スロープの図面を事前に厳しくチェックしているので、アクセシブルでないスロープはあまり作られません。
しかし、ウルゲンチ空港ではたくさんの問題に直面しました。飛行機を降りるためのエレベーターがありませんでしたので、ムハバットさんは4人で抱えて乗降りしました。

We were surprised to see that newly-built buildings in the center of Urgench city - all of them had very accessible ramps at the entrance. We thought the Disabled people in Urgench were very strong. In fact, it was turned out to be the effort of Khorezm regional branch of Society of Disabled People; Ms. Saida Kurbanova is authorized to give permission to the designs of new buildings, checking if its accessible features are appropriate or not. According to the law on Social Protection of Disabled people, when building a new building, they should ensure building ramps.
However, we faced some difficulties at the Urgench Airport, because there was no passenger's lift for Disabled people to get on-off the plane; Mukhabbat was carried by 4 men to get on-off the plane!


ウルゲンチ空港通りのスロープ
Ramp of the new building at airport road



文責:ムラト
Edited by Ohno

















Tuesday, 26 November 2013

DETブハラ

11月21日にウズベキスタンの首都タシケントから約450キロ北東に位置しているブハラ市でウズベキスタン障害者協会ブハラ州支部の会長ミルサイドさんと協働してDETを実施しました。今回のDETファシリテーターはムハバットさんとナゾキャットさん。ブハラには電車で行きましたから、二人にとっては初めての電車旅行になりました。ウズベキスタンの鉄道は車いすを使用する障害者のためのアクセシビリティがないため、ムハバットさんが電車に乗るためには、3人がかりで持ち上げなければならず、ちょっと大変でした。

On November 21, 2013 in cooperation with the chairman of Bukhara province branch of the Uzbek Society of Disabled People Mr. Negmatov Mirsaid we conducted Disability Equality Training (DET) in Bukhara, which is located around 450 km North-East to the capital of Uzbekistan – Tashkent. Mukhabbat and Nazokat were DET facilitators. As we went to Bukhara by train, for both of them it was the first time they traveled by train. Due to the fact, that Uzbekistan railways are not accessible for the disabled people who use a wheelchair, for Mukhabbat to get into the train we needed the help of 3 people, and it was really difficult.

DETトレーニングは「シヨウッシ」ホテルの会議室で開催されました。部屋はとても暖かかったのですが、どこにも暖房がありませんでした。
DET training was held in the conference hall of “Siyovush” Hotel. It was very warm in the room, however we could not find where was the heating system.
8人の障害者の方がトレーニングに参加しました。画面にはウズベク語で「環境・条件の制限」と書いてあります。
8 disabled people participated in the training. On the screen it is written in Uzbek: “Limited environment”.
「障害って何ですか。」と言う質問に、視覚障害があるシャウカットさんが答えを考えています。
Shavkat, who is a visually impaired person, is trying to answer to the question “What is disability?”

「障害って何ですか。」という質問に対して、障害者の方が「神様からの罰、または挑戦である。天から与えれた重荷のようなもの」と答えることが多いことに気付いた。これに対して、自分は何もすることが出来ません、変化させることが出来ない状況にあると言うことと考えているようです。今回のトレーニングでは、「障害とは、能力の限界」と言う他の定義もありました。

I have noticed that frequently disabled people’s answer to this question was “A punishment or a challenge from God – something sent from above as kind of a burden”. So that you can’t do anything about it, as it is already an unchangeable condition. You give up and accept it as it is. During the training there were also other definitions of “disability” as “the limitation of abilities”. 

リハビリテーションと社会変革 - どちらの解決策がふさわしでしょうか?と聞くと、驚くべきことに、リハビリを支援する人はほとんどいませんでした。
Which solution is the best – rehabilitation or social change? Surprisingly, there were no people who were for the rehabilitation.
ビデオの内容のグループディスカッション
Group discussion of the demonstrated video.
ウズベキスタンのコミュニティーに住む障害者を支援するための行動計画を説明しているディルショドさん。最後のグループワーク発表。
Final group work presentation by Dilshod, who is explaining his group’s plan of action to support Disabled people in Uzbekistan.
ウズベキスタン障害者協会ブハラ州支部の代表とDETに参加した障害者の方と一緒に。
The representatives of various branches of the Uzbekistan Society of Disabled People of Bukhara region and the disabled people, who participated in DET training.

昼ごはんの後、午後のDETセッションはヤンギヨルDETと同じようにキャンセルされました。ナゾのキャットはまたラッキーではありませんでした。

After lunch, the afternoon DET session was again cancelled like it happened in Yangiyo'l. Nazokat was not lucky again.


story and photos by Murato
corrected by Ohno san

Wednesday, 3 July 2013

タシケント市公共交通局の皆さんにDET!

障害当事者自助グループ「イスティクボル」のサフィアが
これまでの「亀さん」ペースを破って、勢いづいてきました。

「毎日バスに乗ってたら
日焼けしちゃった!」
と苦笑い
(Photo by Kazuki)


「ずっとトレーナーをするのが怖くて
 黙って見ているだけだった。
 でも、職場からウォーカーをもらって
 バスに乗ったり、自力で街歩きをするようになって
 色々な人と話しているうちに
 自分の思いを伝えたくなった!」


先日の美大生を対象としたDETに引き続き
今度は自分の職場を巻き込んで
タシケント市公共交通局(バスと路面電車を運行)の職員を対象にDETを実施することに。


でも、「やっぱり自信がないよ~!」ということで
結局ムハバットがメインのファシリテーターを務めました。




今回の参加者は、部長クラスや中堅どころの男性ばかり。
女性で、かつ障害者だと、話も聞いてもらえないのではないかと心配していました。



ところが、DETのスライドには意外とバスの写真が多いんですね。

ノンステップバスとワンステップバスの違いにも敏感に反応

バス運転手や車掌の
障害者への差別的な態度が問題だ!と力説

バス停のアクセシビリティについて、激論!

アクションプランには、きちんと期日も入りました


結果的には、参加者をうまく巻き込むことができたようでした。


アクションプランは
・交通局のビルの入り口の段差を解消する!(15日以内)
・交通局に、障害者を雇用する(1か月以内)
など、部長クラスの参加者の皆さんの権限を持ってすれば
余裕で実施できそうな内容。


次回は交通局に出向いてDETを実施できたら
アクションプランのフォローアップにもなりそうです。


サフィアの次のDETは来週の予定。
地域に住む障害児の家族が対象だそうです。

「次はちゃんと、メインのファシリテーターするから!」

期待してるよ、サフィア!

Friday, 31 May 2013

肢体障害者の学校なのに・・・?

DETトレイナーが4人も卒業したという100番特別支援学校。
卒業生に連れられて、見学に行ってきました。
肢体障害者が中心の、全寮制学校です。

1クラス10人以下の少人数制

学び方も本人のニーズに合わせる

3食+おやつも2回出るそうです!

電動車いすに興味津々の生徒たち


ところが
車いすの生徒もいるにも関わらず・・・

ちょっと・・・急すぎて電動でも登れない!


2階建て校舎にはエレベーターがなく
校舎内は段差だらけ。

スロープの上にある出入り口は
施錠されていて出入りできない。

車いすの生徒がどうやって移動しているか観察してみたのですが
級友に車いすを押してもらい
「がっつん!」と無理やり段差を乗り越えて対処していました。


ここは、もしかして
DETの恰好の対象ではないでしょうか?


母校の状況に改めて気づいたDETトレイナーの心に火が付いたかな?

移動式スロープの試作品完成!

日本の障害当事者の方が
「ウズベキスタンは段差が多いから」と
持って来てくださった、移動式スロープ。

これに着想を得た当地の障害者により
ウズベク版移動式スロープの試作品が完成しました!

長さ170cmくらい


表面は滑り止めにサンドペーパーを貼ってあります!


手作り感あふれる力作!

まだまだ改良点は多いですが
試作品ができた、というだけでもスバラシイ!
しかも、ニーズを持った障害者が
ニーズに答えるための解決策を、自らの手で作ったことも、もっとスバラシイ!

店や団地の入り口などに必ず階段があるタシケントで
このスロープが活躍する日も近い?!

Wednesday, 1 May 2013

車いすで街歩き!

ぼちぼちと活動を始めているショディヤの様子をこのブログで見た日本の友人が
ショディヤが普段どうやってバスに乗り降りしているのか見てみたい!というので
ショディヤに案内をお願いして
ローカルフードの美味しい食堂に連れて行ってもらうことにしました。


歩道はいちいち段差があって登れないので車道を歩く!
(Photo by Maiko)


1台目のバスに乗車
「手伝ってくださ~い!」
(Photo by Maiko)


1台目のバスから降車
「降りるので、手伝ってくださ~い!」
(Photo by Maiko)


2台目のバスに乗車
「手伝ってくださ~い!場所空けてくださ~い!!」
(Photo by Maiko)

そして無事、食堂に到着。




今回実感したのは、
  • スロープ付きのノンステップバスが少ないこと
  • スロープ付きのはずのノンステップバスに、スロープが付いていないこと
    (使わないので取り外された?)
  • バスの乗客が、嫌な顔一つせずに乗降を手伝ってくれること
でした。

現在のタシケントでは、車いすでバスに乗る人は残念ながらほとんど居ませんが
その数が増えれば、バスのスロープがもっと活躍するようになり
車いす利用者にとって、バスがもっと使いやすくなることでしょう。

ショディヤの仲間がもっともっと増えると良いなと思います。

Tuesday, 5 February 2013

石の上にも3年!スロープ作りは18か月!

現在実施中のプロジェクトに先行して2008~2010年に実施された
JICA草の根プロジェクト「タシケント市におけるCBR事業」。
その活動地域の一つが、ボボデフコンという地域コミュニティ(マハラ)でした。

マハラの集会所の建物には
CBRポイントと呼ばれる地域の障害児が集まれる「場」が設置され
定期的にレクリエーション活動が実施されていました。

先行プロジェクト終了後も
ボボデフコン・マハラとその付近に住む障害当事者の集会場所として
また現在のプロジェクトの研修会場として
マハラの建物は使われてきました。

マハラの建物の入り口には、50㎝ほどの段差があり
車いす利用の障害当事者は、その都度、出入りに苦労していました。
アクセシブルなマハラの象徴として
入り口にスロープを作ろう!という働きかけを始めたのは2011年7月。
プロジェクト開始直後のこと。

そして!
先月、ボボデフコン・マハラの入り口に
ようやくスロープが完成しました!
マハラの長老の許可と
地域住民からの出資を得て
マハラに住む障害当事者の家族が労力を提供して作られたそうです。

鉄板を階段に合せて加工した可動式スロープ

備え付けのスロープは滑りにくい素材を使用


実現までに18か月もの月日を要しましたが
地域コミュニティに住む障害当事者のイニシアチブにより
マハラのアクセスが少しでも改善したことは
素晴らしいことですよね!

こうして一つ一つ、障害のない地域コミュニティへの歩みを進めていって欲しいと思います。
たとえ、亀のようなゆっくりとした歩みでも・・・!

Tuesday, 5 June 2012

いとも簡単にスロープができました!

プロジェクトのオフィスのあるウズベキスタン共和国障害者リハビリセンター(第二)の
すぐそばにある建物で、先月から何やら工事が始まりました。
以前は家具の展示場?のようなものがあったのですが
誰も入っていないなー、と思ったら案の定クローズ!
次は何ができるかな、と観察していたところ、
Makroというスーパーのチェーンができることが判明。

しかし、建物の1階フロアは路面から1.5mほど上にあり
入り口には階段しかありません。
毎日観察していたところ、いよいよ舗装を直し始めました。

Efendiの件で味をしめているので、
また今回も、アクセス改善にチャレンジ!

工事の現場責任者を呼び出し、
・現場のすぐそばにリハセンターがあり、車いすや松葉杖の人が沢山長期滞在していること
・スロープを作れば、この客層がスーパーを利用しやすくなり、スーパーのメリットになること
・アクセスの整備は、法律上でも規定されていること
などを伝えたところ・・・

次の週には、スロープができました。
1か所目
2か所目
ん?でもちょっと斜面がキツイですよね。。。

再度工事現場監督を呼び出し、
スロープの角度や手すりの高さの規定について説明したところ、
またこれもあっさり直してくれました。
(それでもまだ斜面がキツイですが)

昨日堂々オープンしたMakroスーパーです。
ソフトオープン?まだ手すりをつけてるところです。

内側の低い高さにも手すりがあるので、
車いすの方も使いやすいようになってます。
あとは、車いすの方が実際に使ってみて、
また色々とコメントやフィードバックをしていただけると良いかなと思います。

それにしても、こうしていとも簡単にスロープが付くのには驚きです。
タシケント在住の皆さん、街中で建物の入り口部分の舗装工事をしているところを見たら
「スロープつけないの?!」と一言、聞いてみてください。
いざ、1人1スロープ大作戦☆

Monday, 7 May 2012

トルコ料理屋「Efendi」にスロープができました!


タシケントの中心部にあるトルコ料理屋「Efendi」。
4月上旬に、車いす利用者の方2名と出掛けました。
ちょうどリモント中で、テラスの煉瓦舗装をやりなおしていたのですが、
残念ながらスロープはなかったので、持参した折り畳み式スロープ出動!
お店の従業員からもかなりの注目を集めていました。

その10日後、改装が終わったEfendiに行ってみると・・・
なんと、スロープができていました!
従業員に、「先週車いすの人たちと来たときはなかったよね」と聞いてみたところ
「その後に作ったんだよー!」と力強いお言葉。

車いすの方自身が出掛けなければ、
お店の従業員も、スロープを作る必要性に気付かなかったはず。
たとえ、法律ではスロープを作ることが義務付けられているとしても。。。

スロープがあると、車いすの方だけでなく、ベビーカーを押すお父さんお母さんも助かりますね☆