Wednesday 26 June 2013

希望のDET!

久しぶりに、タシケントでDETが実施されました。


障害当事者自助グループ「イスティクボル」が拠点を置くマハラで
美大生ボランティアグループ「イスティクロル・ヌルラル」のメンバーが対象です。


外の気温が40度を超える酷暑の週末
8名もの学生が集まってくれました。

(Photo by Kazuki)


主ファシリテーターを初めて務めるサフィア。


緊張して声が震える~! (Photo by Kazuki)


危なっかしいところもあったものの
難しい前半のファシリテーションを務め上げました!


後半のファシリテーターは、大御所ムハバット。


初めて、自分でバザールに行って買ってきた服!
 (Photo by Kazuki)


学生の顔つきがだんだん変わってきました。

(Photo by Kazuki)

(Photo by Kazuki)

(Photo by Kazuki)


そして、今までのDETの中で、一番実現可能性のある「アクションプラン」が完成!

「自分たちの大学にスロープを作る!」

「そのために、大学のマネジメントを対象にDETを行う!」

(Photo by Kazuki)


最後に、グループのリーダーの力強い一言。

「イスティクボルと僕らのグループの目的は同じ。社会をよりインクルーシブにすることだ!」


(Photo by Kazuki)


始めて、次のアクションにつながる何かが見えた、DETでした。


彼らの心に芽生えた情熱は、タシケントの熱気にも負けていません!



Wednesday 19 June 2013

プスケント地区でまた希望の車いす寄贈!

タシケント州プスケント地区にはこれまで3台希望の車いすを寄贈してきましたが
同地区の労働社会保障局がとても熱心で
さらに追加で2台の要請があり
6月18日に寄贈してきました。


家の庭がブドウ畑!


【希望の車いすへのレポートから】

カリマさんは、8年前にウズベキスタン大統領の娘から寄贈された車いすを大事に使っていました。
しかし、決して舗装状態が良いとはいえない田舎街で
頑丈なアメリカ製の車いすも、とうとう寿命が尽きてしまいました。
労働社会保障省から車いすの供与を受けるには、あと2年間も待たねばなりません。
縫製の仕事をしているカリマさんにとって、車いすは仕事場へ行くために欠かせない足。
そこで、プスケント地区の労働社会保障局を通じて車いすの要請があり、
今回「希望の車いす」を寄贈することになりました。

以前使っていた車いすより座面が少し低いため、
初めは乗り心地に少し違和感を覚えたというカリマさん。
しかし、しばらく乗ってみるうちに、車体が軽く、リムに手が届きやすいため、
左右に曲がったり回転したりしやすくなったと感じました。

カリマさんは、近所にある縫製工房に弟子入りし、今では何でも縫うことができるといいます。
暇な時間にはTVで歌番組を見るのが好きだそうです。
新しい車いすでしてみたいことは、タシケントで大好きな歌手のコンサートに行くこと。
「希望の車いすは、軽くて小さくたためるので、車に載せるのに、とても便利ですね!」
と、大きな瞳を輝かせていました。

【レポートの抜粋終わり】

カリマさんがタシケントに来る機会があったらまた会おうね、と約束しました。
その時には、イスティクボルのメンバーにも会ってもらいたいと思っています。


プスケントはブドウ栽培で有名です。
6~7月にかけて収穫するのが普通ですが、5月末に収穫できる早生のブドウもあるとかで
一般の家でも、庭に必ずブドウが植えられています。

「ブドウが熟した頃にまたおいで!」
プスケント流の別れの挨拶です。


プスケントへの道すがら目にした不思議な光景


馬が食んでいるのは水草なのでしょうか?

Thursday 6 June 2013

サマルカンドでもDET!

3月、4月と活動休止していたDETフォーラムですが
プロジェクトにお尻を叩かれて(?)
地方のDETが再開しました。

初めてのレギスタン広場!


5月末に実施されたフェルガナのDETに続いて
6月3日に、サマルカンドでDETを実施。

2012年度JICA研修「障害者のメインストリーミング及びエンパワーメント促進」に参加した
ウズベキスタン障害者協会サマルカンド州支部会長の協力で実現したものです。


午前の部は、障害当事者を対象に実施
和やかな雰囲気の中、活発な議論が進みます
パラリンピック・アームレスリング(腕相撲)
金メダリストも参加!
10名の参加者は、全員肢体障害者

午後の部は、サマルカンド州内の障害者協会代表が参加
真剣に議論に参加してくれました


今回のDETは、3名のDETトレイナーが前半・後半で交代しながら行いました。
お互いの弱点をフォローしたり、と
チームプレイがキラリと光る、DETでした。

DETトレイナーは確実にパワーアップしてきています!
今後のDETも楽しみです☆


【おまけ:サマルカンドのスティーヴィーワンダー】

すごい声量!