Monday, 13 August 2012

「カモロット」で「障害の社会モデル」のセッションを実施しました

ウズベキスタンには、若者による社会活動を推進する「カモロット」という組織があり
若者による社会奉仕活動の推進や、社会啓発キャンペーン等を実施しています。

カモロットが実施した未成年へのアルコール販売を抑制するための啓発キャンペーン
「販売者は注意せよ!」では
明らかに未成年である若者らにお金を持たせ
大小様々な小売店でアルコールを購入させました。
法律に反して、未成年にアルコールを販売してしまったお店は
リストアップしてメディアに発表。
一大センセーションとなりました。
それ以降、アルコールを買いに来る未成年が
カモロットの使いか、それともただの若者なのかが識別できないため
汚名を着せられたくない小売店は、若者へのアルコール販売を自制するようになり
未成年へのアルコール販売が劇的に減ったそうです。

一方、カモロットはこれまで障害分野への取り組みはしてこなかったため
ひょんなことから、当プロジェクトに相談がもちかけられました。
そこで、カモロットの代表をはじめとする執行部の方を対象に
「障害の社会モデル」についてのセッションを実施することにしました。

カモロットの大会議室でセッションを実施

参加してくれたカモロット執行部の皆さん


障害平等研修(DET)の導入研修を受講した障害当事者により
30分間のミニセッションが行われました。
「障害とは何か?」
「障害はどこにあるのか?」
「どうやって問題を解決するか?」
といった質問と図表を用い
今回は参加者にも意見を言ってもらいながら
セッションを進めていきました。

セッション後、参加者からは
「これまで自分が持っていた「障害」に対する考え方が180度変わった」
という、大変励みになる感想をいただきました。
セッションは成功です!

今後カモロットとも協働して、ウズベキスタンの障害問題に取り組んでいければと思っています。

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