Tuesday 3 July 2012

ウズベキスタン障害者専門学校へ行ってきました

先日プロジェクト事務所に突然電話が入り
是非一度見に来てほしいと言うので、行ってきました
ウズベキスタン共和国立障害者専門学校。
(同様の国立専門学校はフェルガナにもあるそうです。)
障害者を対象とした、職業訓練・教育のための専門学校です。

タシケント中心部から車で20分、TTZというエリアにあります。
元々はタシケント市内のチロンゾール地区にある
労働社会保障省法科専門学校の敷地内に併設されていましたが
手狭になったこと、また校舎の物理的アクセスの改善のため
2年前に、現在地に新校舎を設立。
現校舎は、エレベーター、スロープ、車いすで利用できるトイレ、廊下の手すりなど
一定の物理的アクセスが備わっています。

学期中は食堂で三食支給
ブラインドサッカーもできる体育館

専門学校では、現在以下の7コースを教えています。
1)裁縫
2)電子・ラジオ機器修理
3)電化製品修理
4)ICT:視覚障害者が中心
5)会計・経理
6)織物:視覚障害者が中心
7)靴製作

中でも裁縫と靴製作のコースが人気があり、
生徒の作品はそのまま販売できるくらいクオリティーが高かったです。


生徒は、肢体障害、視覚障害、聴覚障害のある方が中心。
手話通訳も常時配置されているようで
訪問時に卒業試験が実施されていたのですが
聴覚障害のある生徒が、卒業製作の作品について
手話通訳を通じて試験官にプレゼンテーションを実施していました。

裁縫コースの生徒さんたち
コンピューターには画面読み上げソフトJAWSを完備

男女別棟になっている宿舎は、それぞれ200人、合計400人分のキャパシティーがありますが
実際には300人弱しか生徒が入っておらず
現在も9月から始まる新学期へ向けて生徒を大募集中とのこと。

宿舎は3人または4人の相部屋
車いす用シャワールーム(手すりは外柵を活用)

応募のための必要書類(ウズベク語) ※宣伝のお手伝いです(笑)

知的障害のある生徒の受入はまだ経験がないようですが
今後コースや教授内容の充実を図っていく中で
知的障害や精神障害のある生徒も受け入れできるようになっていただければ良いなと思います。


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