タシケントのセルゲリ地区に住む、テシャボイさん(78)に
希望の車いすを寄贈しました。
テシャボイさんはパーキンソン病を患っており、寝たきりの生活をしています。
同じ家に住む長女が介護していますが
身長180センチを超えると思われるテシャボイさんを抱き起したりするのは
男性2人がかりの大仕事です。
それでも、暖かくなったら少しでも外に出て気分転換してもらいたい
ということで、希望の車いすが届けられました。
1回目に持ち込んだ車いすは普通より小さいサイズだったため座ることさえできず
今回持ち込んだ2台目の車いすも、座ることはできましたが、丁度良いサイズとは言えません。
希望の車いすに尋ねたところ
日本人の体形に合わせた日本の車いすは、大人用はこのサイズが最大で
これより大きいものは「アメリカンサイズ」になるとのこと。
また、希望の車いすには、アメリカンサイズが入って来る可能性は低いとのことでした。
もしこのブログを読まれた方の中で、
アメリカンサイズの車いすを寄贈してくれる方がいらっしゃいましたら
どうぞ、ご一報ください。
もしこのブログを読まれた方の中で、
アメリカンサイズの車いすを寄贈してくれる方がいらっしゃいましたら
どうぞ、ご一報ください。
【以下、希望の車いすへの寄贈レポートより】
初めてテシャボイさんを訪ねたのは、2012年12月のこと。
その時持って行った車いすは、長身なテシャボイさんには小さすぎたため、
2013年2月、今度は大きな車いすを持って行き、
ようやく希望の車いすを手渡すことができました。
テシャボイさんは銀行員として40年を勤め上げ、年金生活を送っていました。
7年前に最愛の妻がなくなり、その後、手先が何かおかしいと訴え始めました。
娘たちがあちこちの病院へと連れて行きましたが、
パーキンソン病と診断されるまでに5年もの歳月を要したといいます。
日が経つごとに歩けなくなり、認知症も進行していきました。
現在、テシャボイさんは長女一家とともに暮らしており
4人の姉妹も入れ代わり立ち代わり、彼の世話をしに来ています。
希望の車いすを手に入れるまでは、テシャボイさんはいつも薄暗い部屋の片隅で寝て過ごしていました。
近頃タシケントでは日に日に暖かさが増し、杏のつぼみもふくらんでいます。
このつぼみがほころぶ頃には、陽だまりの午後、娘と一緒に車いすで散歩に出かけているテシャボイさんを見ることができることでしょう。
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