Friday 5 April 2013

そして、沖縄へ・・・

2008年からウズベキスタンの障害当事者を支援してくださっている
沖縄自立生活センター・イルカ
2月から3月にかけて
ウズベキスタンの障害当事者2名を
沖縄での研修に招待してくださいました!





これまで、ウズベキスタンで

  • 障害当事者リーダーシップ研修
  • ピアカウンセリング研修
  • 自立生活研修
  • 自立生活体験合宿

など、実施できる研修はほぼし尽くしてしまったため
今度は沖縄で、実際に自立生活センターを見て
自分たち自身も、自立生活体験室を使って自立生活してみるなかで
日本の障害当事者が、介助者など支援を受けながら
地域でどうやって生活しているのかを実際に体験してもらい
ウズベキスタンでもできることから始めて行ってほしい、という願いが込められました。


初めての海!


研修実施のための資金は、全て寄付によるもの。
イルカをはじめとする沖縄県内の自立生活センターの障害当事者職員や介助スタッフの皆さん
沖縄県内の関係団体・機関の方々
そして全国自立生活センター協議会(JIL)をはじめとする全国ネットワークに呼びかけてくださり
多くの方々からご協力をいただいて、実現したものです。
この場を借りて、心からの感謝を申し上げます。


1か月間の研修は、以下の通り、盛りだくさん!の内容でした。

  • 宮古島で3日間の「ピアカウンセリング研修」への参加


これだけの数の障害当事者と介助者が集合!


沖縄県内外の自立生活センターから集まった
リーダーや参加者とともに


  • 北部自立生活センター「希輝々(きらら)」での研修
小道具を使った自己紹介でインパクトを狙う!


  • 障害者就労支援団体、児童発達支援、身体障害者療護施設、特別養護老人ホーム、特別支援学校等の訪問
利用者と一緒に絵手紙に挑戦!


児童施設訪問の一コマ


  • 地域で自立生活している障害当事者の自宅訪問



  • 沖縄県庁職員の方々とともに、車いすによるアクセスチェックを実施
新聞・テレビでも報道されました



  • イルカの自立生活体験室で、1か月間自立生活を実践
電動車いすでモップがけ!

左手前がネパールから来たアンジャナさん



言葉はどうしてたの?という質問を良く受けましたが
タシケントの東洋学大学から1年間日本へ留学しているヒローラさんが
貴重な春休みを使って
ボランティアとして、通訳のために沖縄に駆けつけてくれたのでした。
ヒローラさんにも心から感謝です!!

研修を通じて
ウズベキスタンから来た二人は
「自立生活って、何でも自分でやらなければいけないのかと思っていたけど
必要な助けは借りてすれば良いのだから、そんなに難しいことじゃない。
これなら、自分たちにもできる」
という確かな手ごたえを感じたようです。

帰国前のプレゼンテーションやレポートでも
「ウズベキスタンに帰ったら、アパートを借りて、二人で自立生活をはじめたいです!」
という宣言をしたそうです。

その大きな第一歩が踏み出せる力を信じて
プロジェクトは彼女たちの頑張りを、これからも見守っていきたいと思います。



花はいつ咲くのかな?


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