Friday 25 January 2013

ウズベキスタン障害者専門学校でDET!

以前このブログで紹介した、ウズベキスタン障害者専門学校
主に身体(肢体・視覚・聴覚)に機能障害のある若者を対象にした、職業訓練学校です。

11月に実施された障害平等研修・指導者養成研修を修了したDETトレイナーの一人が
この専門学校で、DETを実施したい!と言い出しました。

どこまで自分たちだけで進められるかを知るため
プロジェクトは一切手出しをせず、見守ることにしました。

DETトレイナーは、街のはずれの専門学校に1度、2度と自ら足を運び
学校側を説得することに成功!
晴れてDETを実施することが決まりました。

DETトレイナーの二人


あまり大人数になっては、ファシリテーションができないので
今回は15人だけを対象に実施させてもらうことになりました。

視覚障害、肢体障害など、参加者全員が障害当事者


当DETトレイナーにとっては、はじめてのDET。
はじめはガチガチに緊張してしまって
いつもの笑顔が見られなかったのですが
学生たちとの対話を通じてDETを進めるうちに
次第に自信を取り戻し
自然に話せるようになってきました。

「私は先生じゃないのよー!もっと気楽に話してー!」
とおどけてみせるDETトレイナー


学生たちは普段、「先生から教えられたことを覚える」という学び方に慣れているため
問題を提起するの写真やビデオを題材に
ファシリテーターの質問に答えることを通して、自分たちで答えを見つけて行く
という「ファシリテーション」の手法自体に戸惑っている様子。
何度も何度も、「先生自身の考えを聞かせてください!」と、「正解」を求める生徒もいました。

とはいえ、とても積極的に参加してくれた学生たち。
DETトレイナーにとって、大変ファシリテートしやすい参加者だったようです。
学生の中には、将来DETトレイナーになって欲しい!と思うような
リーダー素質のある方も沢山いました。


グループ・ワークをファシリテーションするDETトレイナー


2時間半のDETを終えて、学生たちに何かが残せたのでしょうか。
それは、また今後のフォローアップを通じて、見届けて行きたいと思います。

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