Wednesday 10 October 2012

今度は自分たちで!

障害当事者自助グループ「イスティクボル」が
初めて「障害平等研修(DET)」の1日コースを実施しました。

これまでは最短15分、最長2時間くらいの「ミニセッション」ばかりでしたが
今回は6時間をも費やしての本格DET!
どこまで「障害の社会モデル」を伝えられるのか
これまでの研修の成果の見せ所です。

DETを受けたことのない「イスティクボル」のメンバーも含め13名が参加
研修は、グループワーク、ロールプレイ、ビデオ分析などの手法を取り入れ
参加者が自ら答えを導けるよう、ファシリテーションしながら進められました。

グループワークで「差別的な表現」について議論
「態度のバリア」に関するロールプレイ
グループで話し合った内容を発表

いつもは「お客様」として研修に参加しているメンバーですが
いざ研修をする側になってみると
  必要な用具を過不足なく揃えること 
  時間配分や研修の組み立て
  パソコンやプロジェクター、スピーカーなど機器のセッティング
  参加者に時間やルールを守らせることの難しさや
  DETのツールの効果的な使い方
  お茶や昼ごはんなどの用意
  視覚障害のある参加者への配慮
など、事前に考えて準備しなければならないことが山のようにあることを実感したようです。
また、自分ではわかっていたつもりでも
いざ人にわかるように伝えようとすると簡単にはいかないことも
身を持って体験しました。

参加者は満足して帰って行きましたが
「イスティクボル」のメンバー間で行われた反省会では、様々な改善点が挙げられました。
次回はもっと上手くできるようになりたい!という向上心も芽生え
来月行われる予定の「障害平等研修・指導者養成研修(DET-ToT)」への期待がますます高まりました。

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